簡易メニュー

 

譜面がなかなか俺の作った朝食を食べないのは、もう分かりきった事だった。

だけど、それでも、やっぱり譜面にはきちんとした食事をして欲しかった。

いつまでもカ○リー○イトなんかに頼って欲しくない。

そこで俺は行動に移した。

 

朝。譜面がシャーレと共に降りてきた。

「おはよう…。」

「………………。」

返事をしないのはいつもの事。

俺は席についた譜面にあるものを出した。

「…何だ…、これは…。」

俺が出したのはイチゴヨーグルトとシリアル。

ヨールグトはカップごと、シリアルは箱ごと置いた。

「…アンタの朝食。」

「…俺に恨み…は十分にあるのは承知だが…、何故ヨールグトとシリアルなんだ…?」

珍しく困った表情の譜面を見て、少し嬉しく思ったりする。

俺は少し笑って答えた。

「アンタがまともな朝食をとらないからだ。

俺が作っても食べないなら、それを出されても文句は言えないだろ?」

…俺ばっかりが、嫌いなのにアンタ心配するのが、なんとなく嫌だったんだ…。

それは口にはせず、俺は自分で作った朝食を食べる。

「栄養のバランスは十分とれているだろう?」

譜面は髪をくしゃっと掻いて、「…参ったな…。」と呟いた。

いつもと違う少し温かな雰囲気に、シャーレはリビングで二度寝を決め込む。

 

あぁ…、今日は良い朝だ…。

 

<END>

 

ヨーグルトとシリアルの組み合わせ好きです。

牛乳とシリアルの組み合わせが嫌だった為に、ヨーグルトと合わせてみたのですが、これが見事にフィーバーしまして(笑)

オススメですv

忙しい朝に是非お試しを…v

 

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