ネットとフラスコ

 

譜面が誰かに送りつけようとして俺が無理矢理止めたプレゼント。

護身用だとか言って譜面に押し付けられた。

貰ってから一ヶ月程経つが…、これといってシャーレのように奇行に走る…などは起こっていない。

それどこか頭が良いらしく、言語を少しだが話せるようになった。

…といっても、俺の名前だけだが。

「ねと〜。」

『ねと』とは俺の事らしい。甘えた声で呼ばれ、俺はついつい笑みを浮かべてしまう。

色は薄紫で毛も生えておらず猫らしさが全く感じられないが、

子猫らしく甘えん坊な所が可愛くて全てを許してしまう。

「何だ?」

抱き上げるとフラスコは俺の手をすり抜け、スルリと俺の服の中へ入った。

「なっ…!?」

まさか…と一瞬思い、冷や汗がツー…っと流れた。

しかし、フラスコは何もせず顔だけを服からヒョコッと出した。

「…何だ…、寒かったのか?」

「みゅう〜。」

フラスコは俺に抱き付き頬に口付けた。

『そ…、そうだな…。まだ子猫なんだ…。いくらシャーレの小さい版といってもそんな事するワケが…。』

…この辺でもう親馬鹿になっていると自分でも感じているが、可愛いのだから仕方が無い。

「俺も好きだ…、フラスコ…。」

俺が額に口付けてやるとフラスコの肌がやや赤紫になったような気がした。

「…さて、そろそろ譜面達の夕飯を作るか…。行くぞ、フラスコ。」

「みゅう〜。」

フラスコを服の中に入れたまま、俺はキッチンへと向かった。

いくらフラスコを溺愛していても、家事は絶対に手を抜かない。

譜面もシャーレも、とても大切な家族だから…。

 

「譜面、シャーレ、夕飯が出来たぞ。」

二階へ声を掛けると穏やかな譜面の顔。

降りて来て第一声は最近コレだ。

「…やっぱりお前、少し変わったな…。」

譜面の感想に、俺は今までに無い程の微笑みで答える。

「…自分でもそうだと思う…。」

 

俺は今、幸福に包まれている…。

 

 

*コメント*

 

初めましての人は初めましてー!!…な新キャラ登場!

シャーレ2分の1『フラスコ』(♂)です。

まさかこちらにまで進出してくるとは…!!

メールからこんなに発展してしまうなんて…、自分でも思ってなかったです。

進出したのは多分、私が猫好きだから…。

フラスコは小さいのでだっこちゃん人形みたいに腕に張り付く事も可能っ!!

腕によじよじ登って『みゅう〜』と鳴かれたら…私どうしましょう!!(どうもすんな)

あ、シャーレと違いフラスコは『みゅう〜』と鳴くのですよ。子猫っぽく。

それとCPとしてはフラスコvネットフラスコ×ネットの方向で。…ま、×は無いと思いますが…。

本来は伸博がネットの心を癒してあげる筈なのに…、フラスコに取られてしまいましたね;;

フラスコVS伸博×ネットを書いてみたいものですv

もうそりゃあ…、ネット×伸博でもなかなかやらないような事をやってもらいましょう!!

わぁ〜…。久々に楽しいよコレ…。

 

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