siesta...

 

ネットが家に誘ってくれた。

何度も通い過ぎて第二の家みたいになったそこへ向かうと、少し薄着をしたネットが迎えてくれた。

「あれ?指揮は?」

いつも俺が来ると真っ先に飛び付いてくる指揮の姿が無い。

「上手い事言って追い出した。夕方には帰ってくると思う。」

上手い事って…。

何を言ったのかは聞かない事にした。

いつものようにネットの部屋にお邪魔する。

いつものあまり飾らないネットの部屋。

俺がUFOキャッチャーでGETした、何やらゆるキャラ系の猫の特大縫いぐるみが唯一のインテリア…だろうか。

だけど、そんな部屋になんとなく違和感を感じた。

何だかネットらしくない感じが…。

……あ。

ベッドが乱れてたんだ。

でもおかしいな…。ネットはいつも来客が来る時は綺麗にするのに…。

「もしかして…、さっきまで寝てた?」

ネットはコクリと頷いた。

「…天気が良くて…ウトウトしてしまった…。」

うわぁ…、可愛いなぁ…。

何度かネットの眠る姿を見てる俺は眠るネットを想像して萌えた。

あの猫の特大縫いぐるみを抱きながら寝てるんだよなぁ…。

…あ、俺ちょっとヤバイ奴みたい…。

「…な、昼寝しよっか?」

ネットはキョトンとした顔で首を傾げた。

「何で折角来たのに昼寝…?」

「こういう時でないと満足に寝られないだろ?…ゆっくり寝たらいいよ。」

ネットは「でも…」と渋ったが、俺はネットをベッドに押し倒した。

「伸博っ…?」

不機嫌そうな顔をするネットの横に俺も寝転んで、細い体を抱き締めた。

「外は暑いしさ。…な?」

ネットは窓に目をやった。

陽射しの強い窓に目を細める。

「ん…、仕方ないな…。」

ネットは俺の首に腕を回した。

ネットの顔が更に近くなって俺は慌てる。

「ね、ネット!?」

思わず声が裏返ってしまう。

ネットは意地悪い笑みを浮かべる。

「お前の目的は分かってる…。俺の寝顔が見たいんだろう…?」

うーん、ご名答。流石長い付き合い。俺の思考を読み取ってるよ…。

俺は腕をネットの背に回し、グッと抱き寄せた。

「正解したからご褒美にキスしよか?」

「調子に乗ると父さんみたいになるぞ。」

「…スンマソ…;;」

ネットはクスッと笑って唇を重ねてきた。

「…冗談だ。」

ヤバイ…。

俺はネットにメロメロっぽい…。

ネットの愛しさに、強くネットを抱き締めて何度も何度もキスを繰り返した。

 

…俺達はいつの間にか眠っていて、次に目を覚ましたのは、部屋に入ってきた指揮が「Noooo!!」と叫んだ時だった。

 

 

*コメント*

携帯でちまちま作ってました。

場地ネットは伸博がネットに凄く甘えてたらいいなぁ…という願望。(願望か!)

ネットはあまり変わらないけど、ちょっと子悪魔なトコがあったらいいなぁ…という願望。(願望か!その2)

ネット場地以上のバカップルになりそうだ…;;

この二人なら、多分、指揮Tの目の前でもイチャイチャするんじゃないかなぁ…?

イチャついてろコンニャロー!!(笑)

 

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